1か月分のトイレットペーパーを備蓄せよ! [ニュース]
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140828001/20140828001.htmlより引用
みなさんは災害が起きた時に備えて備蓄しているものはありますか?
食糧、電池、水などがありますが、いざ災害にあった時に一番困ったのは、なんとトイレットペーパー?
東日本大震災の時も、店頭から食品だけでなくトイレットペーパーも無くなる事態が起ったそうです。
経済産業省のホームページでは「日常用のトイレットペーパーとは別に1か月分程度のトイレットペーパーを備蓄されることをおすすめします」と呼びかけています。
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備蓄が必要な3つの理由
ホームページ上では備蓄が必要な理由として3つを挙げています。
1.阪神・淡路大震災において、被災者が最も困ったのは食料でも衣服でもなくトイレ不足
2.東日本大震災では、被災地のみならず全国的にトイレットペーパー不足が発生
3.トイレットペーパーの約40%は静岡県で生産→東海地震等が起こると深刻な供給不足となるおそれ
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静岡県では全体の4割のトイレットペーパーを生産しているんですね。
なぜ静岡の生産量が多いのかというと、経産省によるとトイレットペーパーのほとんどは国産で、輸入は5%ほどしかないそうです。つまり国産のうち4割を占める静岡県が被災した場合、深刻なトイレットペーパー不足が起こりかねません。
もともと富士市などは製紙業が盛んなところですが、大手の工場がいっぱいあるわけではなく、古紙をリサイクルしている中小企業が中心となっており、一大消費地である東京に近いことも理由として考えられるそうです。
政府は2011年冬に防災基本計画を見直し、初めてトイレットペーパーを「備蓄推奨物資」にしました。
これを受けて「日本家庭紙工業会」は、静岡県が大被害を受けた場合の供給計画をつくっています。増産態勢や「水に流せるティッシュペーパー」といった代替品の供給、海外からの緊急輸入などが主な内容です。
また、NPO法人と協力して備蓄専用トイレットペーパーも開発。1巻の紙の長さが150メートルと一般品の2.5倍あり、包装が小ぶりで備蓄しやすいようになっています。ただし、紙質は一般品と同じで、備蓄用の特別仕様というわけではないそうです。
まぁ、紙がダブルだったりしたらもったいないですしね。
「本来は使った分だけ買い足せばいいのですが、あるとついつい使ってしまうものです。紙質は同じでも備蓄品と明記することで、ちゃんと使わずにとっておいてもらえるようにという部分が大きいんです」と経産省担当者は話します。
つまり災害時では、お札よりもトイレットペーパーの価値があるということですね。ほら札束なんてケツを拭く紙すらならないというセリフをどこかで聞いたことが……いえ、なんでもないです(汗)
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