キングコング・西野亮廣が描いた東京オリンピックのエンブレムが好評と話題に [五輪]
2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムが白紙撤回されてから現在、新エンブレムの選考を行っている中、さっそく注目されるエンブレムが浮上しました。
菊紋を五輪マークにした独特のデザインですが、これを描いた方はなんとお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんです!
西野亮廣はお笑い芸人でありながら、芸術センスがとても豊かでニューヨークで絵画の個展を開くほどの技術とセンスを持っております。
今回の東京五輪エンブレムについて西野さんは、
「昔から日本に伝わる和柄で良くね? 和柄だと誰のパクリでもないし」
「昔から伝わる和柄が世界に見つかれば素敵」
とTwitterで鉛筆で描いた自作の五輪エンブレム案を下書きとして公開しています。
私も前回の記事で、エンブレムなら日本らしく和風のものがいいと書きましたが、和柄まで具体的に出ませんでした。こういう美術関連のものが思いつくのは芸術に触れている西野さんらしくて流石だと感心してしまいます。
この下書きを元にフォロワーがパソコンで色を入れて完成させたそうですが、原案の西野さんは「むっちゃいいじゃん」と絶賛。
他のユーザーからも日本らしいと好評であります。
一部のユーザーでは、菊は仏花であるので祭典のエンブレムとして使うのは縁起が悪いという声や、皇室の御紋である「十六八重表菊」を連想させることなどから「エンブレムとしてはふさわしくない」という指摘も。
由来などで意見が分かれてしまうところはありますが、こういった日本を象徴するようなデザインが好評であるということがより良いエンブレムを生み出すベースになり、新エンブレムの候補が増えるのではないかと期待しています。
海外も絶賛するような日本ならではのエンブレムで、過去の屈辱を払拭したいですね。
桜の招致エンブレムが何故使えないのか? [五輪]
http://manamisinging.hatenablog.com/entry/2015/08/15/143500より引用
東京オリンピック公式エンブレムの撤回後、新たなものが決まるまでの暫定措置として大会組織委員会は公式ホームページに掲出されたエンブレムを、招致段階で使用した「桜」のリースをモチーフにしたロゴに切り替えたのですが、このロゴがとても人気が高く、大会組織委員会のフェイスブックに「なぜ、これではだめなのか」などと疑問が挙がっています。
大会組織委員会の布村幸彦副事務総長は
「招致段階のエンブレムは無償で多く配布されている。有償で(権利ビジネスの)ライセンス展開するのは難しい」
と説明しています。
ライセンス展開の一例がスポンサーへの特権。開催決定後、組織委は国内最上位のスポンサー「ゴールドパートナー」で1社あたり150億円の契約を結んでいる。
巨費の見返りで、エンブレムの独占使用を認めているため、新たに作成しなければならないわけだ。
また、国際オリンピック委員会(IOC)の規定では招致段階のエンブレムは採用できないという。
ざっくりとまとめれば
「もう招致段階で使っちゃったからエンブレムにはできないし、無償配布だから金にもならない」
ということなりますね。世知辛い。
このデザインは2011年11月に発表された。日本オリンピック委員会(JOC)が公募して寄せられた38点から当時、女子美大生だった島峰藍さんの作品が選ばれました。
桜のリースをかたどったデザインで五輪マークの5色に東京ゆかりの江戸紫を用いています。「シンプルで日本らしい」と好評です。
……水墨画なデザインはさすがにだめですかね?
黒一色ですが、墨独特の表現も日本らしくて躍動感があると思います。でもその表現法、格闘ゲーム「ストリートファイターⅣ」に採用されているので、模倣と思われそうです。
東京五輪のエンブレムを使用停止。次のデザインは・・・ [五輪]
2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴに酷似していることを指摘され、東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日午後、佐野研二郎制作の五輪エンブレムを使用停止にすることが公式に決定されました。
組織委員会は、エンブレムの展開例として使用した羽田空港や渋谷の背景デザイン画像は、個人のブログから無断で流用していたことを認めると明かしております。
五輪の関係団体トップによる調整会議後の会見で、武藤敏郎事務総長は
・デザイン審査委員の永井一正さんはデザインの観点からはこれは模倣ではないが、このデザインが模倣ではないとは残念ながら国民の理解を得るのは難しい
・組織委員会に佐野さんから、現時点で一般国民から受け入れられない、東京五輪に悪影響を与えてしまうという理由で、提案を取り下げたいとの申し出があった
と説明し、組織委員会と審査委員と話し合った結果、使用中止に至ったという流れだそうです。
禍根を残す形で一応最悪の事態は回避したようですね。
次のエンブレムの新デザインについては、これまでの問題から逃れたいかのように、すぐさま選考の準備をしているそうです。
基本的には公募を大前提とした選考で、今回の事件から開かれた選考過程を工夫をするらしいです。
デザイナーはこういったイベントにデザインを披露する大チャンスですが、個人的にはモダンとか近代美術よりも、絵師のような和風のデザインがいいなと思います。
東京オリンピックといっても、大きく見れば日本オリンピック、ジャパンオリンピックですから日本らしい和風を取り入れると海外の方々に受けがいいような気もします。
口で言うなら簡単ですが、じゃあ描いてみろと言われても生憎絵心がないもので……(泣)
佐野研二郎氏五輪盗作の元ネタはヤン・チヒョルト!? [五輪]
2020年東京五輪の公式エンブレムを制作したデザイナーの佐野研二郎さんがデザイン原案に盗作疑惑があった問題で、ベルギーの劇場のロゴなどにデザインがそっくりと指摘がありましたね。
一部違いがあり、完全模索とは言えませんが、かといって全くの別物と否定できないほど酷似している部分が多々ありますね。
さらには、そのパクったデザインの元ネタらしきものが見つかったと、インターネット上で挙がっていました。
http://mona-news.com/archives/41473639.htmlより引用
2013年11月に東京・銀座で開催された、タイポグラフィの巨匠「ヤン・チヒョルト」の展覧会で使用されていたロゴです。
確かによく似てるような気がしますね。
ちなみにタイポグラフィは活字を用いて組版、印刷、製本などを行う技術のことだそうです。
彼が著作した「Die neue Typographie」によりモダンデザイン主義の第一人者と言われていました。
ツイッターでは佐野研二郎と思われる人物がヤン・チヒョルト展へ行って「やばい」とツイートいたとか。
ネットでは「パクリの常習犯!」「エンブレム撤回しろ!」など批判が飛び交っており、2020年になってあのエンブレムが掲げられ、世界から盗作デザインとして見られると思うと肩身が狭いです。
新しい国立競技場も建設に大きく修正がかかり、五輪まで完成するかどうか心配ですね。